【まとめ】酵素ファスティングの方法を徹底解説!

ファスティング

美への追求は永遠の課題。日々新しいダイエット方法が考案されていますが、手軽に始められてすぐに効果が得られると、最近話題になっているのが酵素ファスティングです。

「ファスティング」とはそもそも「Fasting」。「断食」を表す言葉です。プチ断食ダイエットとも言われるこの方法を、基礎から徹底的に解説します。

酵素ファスティングってどんなダイエット?

そもそも酵素って?

酵素とはタンパク質の一種で、ビタミンCや鉄分などのように、直接栄養素と成る物質ではありません。むしろそれら栄養素を消化分解したり、体内の到るところへ運んで吸収する手助けをする物質です。

人の体内で毎日作り出され、主に2つの役割に消費されます。

消化酵素:食べたものを消化して、体に吸収しやすい栄養素に変換する働き
代謝酵素:消化酵素が分解した栄養素を体内各地に運び、吸収させる。また新陳代謝を高め、毒素を汗や尿として排出したり、免疫力や自然治癒力を高める働き

これらの酵素は「潜在酵素」と呼ばれ、人が一生の中で体内で作られる量は決まっています。更に一日ごとに作られる量も、20代をピークにして減少し、40代でガクッと減ってしまいます。

体内で作られる酵素が「潜在酵素」と呼ばれるのに対し、自然界の生の野菜や果物、味噌や醤油などの発酵食品に含まれる酵素のことを「食物酵素」と言います。

酵素と断食

断食は古代から、宗教的な儀式や健康法として知られています。一定期間食事を取らないことで、胃や腸を休ませることで、デトックス効果を促す事が出来るのですが、水だけで生活するのは流石に日常生活に支障をきたすだけでなく、反動も大きく危険が伴います。

ファスティングは、酵素を多く含んだドリンクを断食中に摂ることで新陳代謝を高め、腸内環境を更に良くするダイエット方法です。

なぜ酵素がダイエットに良いのか?

体内における酵素の働きは、前述した通り、2つの働きがあります。しかし、基本的に潜在酵素は消化に先に使われてしまいます。脂っこいものやアルコールなどの不摂生な食事を多く摂れば、更に多く消化の作用に使われてしまいます。

すると、一日の中で生産される量が決まっている潜在酵素は、代謝酵素に回す分が減ってしまい、新陳代謝を十分に行う分が確保出来なくなってしまうのです。

新陳代謝が低下すれば、脂肪や老廃物が体内に溜まりやすくなって太りやすい体質になり、肌荒れや血行不良として表面にも現れてきます。

そこで、加齢によって減ってしまう潜在酵素を補うために、食物酵素の登場です。つまり、新陳代謝を十分に行わせる為の酵素を体外から食べ物によって補うわけです。

つまり酵素ファスティングとは、食事をしないことで胃腸の働きを休ませつつ、食物酵素で体外から酵素を補充して新陳代謝の働きに多く回すことで、代謝能力を向上させ、太りにくい体を手に入れつつ体重を減らすダイエット方法なのです。

ちなみに、酵素を使ったダイエット方法には酵素ファスティングの他にも、食前に常温水やぬるま湯で生酵素サプリを飲んでから食事をする方法。一日の中の三食のうち、一食を酵素ドリンクに置き換える方法などもあります。いずれも体内で活動する酵素の量を体外から補い、健康的な体質を手に入れるダイエット方法である事に違いはありません。

酵素ファスティングの具体的な手順


それでは酵素ファスティングの具体的な手順を解説します。酵素ファスティングは、3つの段階に分かれ、それぞれ「準備期(下準備」・「ファスティング期(実行期間)」・「復食期(回復期)」となります。

準備期

まずは断食に備えて、体を休ませ始める所からスタートです。いきなり食事を断つのは飢餓状態に陥ってしまい、精神的にも大きなストレスを感じてしまいます。場合によっては頭痛や吐き気などに襲われる可能性があるので、体に良くありません。

具体的には、最低でも一日前から、普段から暴飲暴食、外食を多くされている方は、一週間程度を目安に食事量を少しずつ減らし、食事の内容も肉・卵・乳製品などの動物性タンパク(消化するのにエネルギーを消費してしまうため)、それからアルコール・カフェインなどを摂らないようにします。穀物や野菜、海藻などを食べましょう。どうしても物足りなければ、魚なら少量OKです。勿論、タバコもNGです。

酵素は熱に弱いので、生野菜の方が多く含まれているのですが、加熱したものの方が消化に良いので出来れば温野菜で。少しずつ消化に良い物に移行しつつ、食べる量を減らして胃腸を休ませる準備に入ります。

ファスティング期

いよいよ断食の開始です。この期間中は冷たくない、なるべく常温の、出来れば水道水ではなく軟水のミネラルウォーターもしくは酵素ドリンクだけを飲んで過ごします。酵素ドリンクは様々なものがありますが、人工甘味料(~糖液)や保存料などの添加物が含まれていないものを選んだ方が無難です。せっかく断食をしているのに、無駄にカロリーを摂取してしまっては意味がないですからね。

睡眠時間は7~8時間たっぷりと取り、入浴や半身浴で毎晩しっかりと体を芯から温めます。

出来れば有酸素運動もした方が良いのですが、食事をしないので普段より活動するエネルギーは少ないので、激しい運動は避けましょう。

この生活を1~3日間続けます。

回復期

断食終了、食事解禁です。

しかし、飢餓状態に陥った体は、体にいい栄養素でも体に悪い毒素でも、何でも吸収しやすい状態になっています。ここでお腹が空いたからと一気に重いものを食べてしまうと、むしろファスティングを始める前の状態より悪化してしまいます。

実は、この回復期こそが酵素ファスティングにおいて最も大切な、慎重に行わなければならない期間なのです。

と言っても、準備期と反対に少しずつ食べる量を増やしていくだけです。最初はお粥くらいから始めるのが良いでしょう。野菜も細かく刻み、加熱して消化の良い形にしてから食べていきます。

期間の目安としては、ファスティングで絶食していた期間と同じくらいの日数を使って、戻していきます。

酵素ファスティングにおける最大の注意点

以上が酵素ファスティングによるダイエット方法です。

最後にいくつか、この方法を試すに当たり、気をつけなければいけない点をまとめます。

1・体調は万全の状態で!

持病や精神疾患、妊娠中や投薬中の方は、絶対に行ってはいけません。高齢の方も勿論危険ですが、伸び盛りの10代でも、成長期に食事をしないのは体に良くないのでやめましょう。

2・回復期はとにかく身長に!

何度でも言います。回復期で失敗すると、全てが台無しになります。また、回復期が終わった後も、出来れば不摂生は控えましょう。この酵素ファスティングは、そもそも痩せることそのものではなく、痩せやすい健康な体質を作る事に意義があります。大切なのは、期間が終わった後ですよ!

3・空腹に耐えられなかったら

ファスティング中、どうしてもお腹が減りすぎてしまった時は、水を多く飲んだり、酵素ドリンクの濃度を濃くしましょう。または、具の入っていない味噌汁を飲むのも効果的です。味噌は発酵食品なので、こちらにも酵素は含まれています。出汁は動物性タンパクのカツオを避けて昆布出汁。更に赤味噌がベターです。酵素ドリンクも様々な種類があり、種類によっては体に合わない場合があるので、最初から味噌汁を飲むのが体に馴染みがあって一番良いかもしれません。

また、空腹を通り越してめまいや頭痛などの体調に異常を感じ始めたら、即刻絶食を辞めましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。

食事を取らないというのは普段必要なエネルギーなどを摂らないということです。体にどんな異常が起きるかわからない場合があります。しかし、上手くいけば数日間で1~2kg減、更に健康な体を手に入れることが出来る方法です。

しっかりと準備をして、終わった後も体のケアを怠らないようにすれば、きっと良い成果が得られるはずです。

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