【お酒好き必見!】酵素とお酒の関係。ダイエット中に飲んでも良い?

ダイエット

「ダイエット中だけど、どうしてもお酒を飲みたい!」

そんな方、多いと思います。

お酒は太る原因です。それは間違いありません。

ただ、飲み方によっては飲酒によって太るのをできる限り抑えることができます。

そのためには酵素とお酒の関係について知る必要があります。

詳しく見ていきましょう。

酵素について知ろう!酵素の特徴とは?

酵素は穏やかな環境でしか働けない!?

酵素は体内で起こる化学反応を促す働きがあります。

しかし、酵素自体は単なるタンパク質です。

なので、べつに体外に出ても条件さえ整えば効果を発揮します。

その条件とはズバリ温度やpHです。

酵素は熱に弱いです。

大体どの酵素も48度以上で働くことができなくなるようです。

pHも7付近(つまり中性)で働くので、強い酸性やアルカリ性の環境だと働くことができなくなります。

酵素は穏やかな環境が好きなんですね。

というのも、元々は人体で働いているので、当然と言えば当然なんですが。

酵素のどえらい種類!その秘密は基質特異性!!

また、酵素は人間の体内に3000種類以上あると言われています。

3000種類以上とは多いですね!

ですが、それもそのはずで、酵素の特徴として基質特異性があります。

つまり決まった物質としか反応することができないのです。

酵素として有名なアミラーゼ(唾液の中に含まれる酵素です。中学の時に実験しましたよね、たぶん)はデンプンしか分解できません。

他の酵素も分解できる物質が決まっています。

そのため3000種類以上と膨大な数が必要なんですね。

3つの酵素

酵素は3000種類以上ありますが、それらは全て以下の三つに大きく分けられます。

消化酵素

代謝酵素

食物酵素

では一つずつ、さらに詳しく見てきましょう。

消化酵素の働きとは?

まず、消化酵素ですが、これは読んで字の如く消化のために必要な酵素です。

消化液の中に含まれてます。

炭水化物やタンパク質、脂肪などを分解して、吸収されやすい形にしてくれます。

有名な消化酵素だと、上記でも出たアミラーゼ、胃液のペプシンでしょうか。

代謝酵素の働きとは?

次に代謝酵素です。

身体の細胞を作ったり、呼吸や運動に関係したりしてます。

生命活動を維持するのになくちゃならない存在なんですね。

また、自然治癒力や免疫力を上げて、有害な毒素を排出するのに役立ちます。

そして何と言っても新陳代謝を行うのに欠かせない酵素になります。

食物酵素の働きとは?

そして最後に食物酵素です。

これは食べ物に含まれている酵素です。

摂取すると消化を助ける働きがあります。

ただ酵素は非常に熱に弱いです。

加熱する料理の場合はほとんど上手く酵素を摂ることはできません。

食べ物から酵素を摂ろうと思ったら、生野菜や、味噌、納豆などの発酵食品ばかり食べる羽目になります。

ちなみに消化酵素と代謝酵素は体内で作られます。

そのため、この二つの酵素は合わせて体内酵素や潜在酵素と呼ばれています。

ダイエットに酵素は必須!?

ダイエットはいかに脂肪を燃やすかが肝です。

そして脂肪を燃やす、つまり代謝を上げるために欠かせないのが、代謝酵素です。

この酵素が不足すると、エネルギーを上手に消費することができません!

痩せにくく太りやすい身体になってしまいます!

代謝酵素と消化酵素は一心同体!?

また、代謝酵素は消化酵素が大量に必要になると、その分だけ不足するようです!!

なんてこった!って感じです。

ただ、理由はなんとなくわかりますよね。

消化酵素も代謝酵素もタンパク質を元に体内で作っているわけですから。

一方がたくさん作られれば、もう一方が少ししか作られなくなるわけです。

つまり、消化酵素が消費されるほど、代謝酵素も不足してしまいます。

そうなると新陳代謝が効率よく行えなくなり、太りやすくなるということです。

体内酵素は有限!?

これら体内酵素ですが、今まではタンパク質さえあれば、無尽蔵に作り出せると考えられていました。

がしかし、近年の研究から有限である可能性があることがわかりました。

さらにその限界は個人で遺伝によって決まっているというのです。

この見解により、より一層体内の酵素不足が心配されるわけです。

体内で作れなかったら体外から摂取すればいいだけ。

ですが、酵素が多く含まれる生野菜や納豆だけを食べているわけにもいきません。

だから酵素ダイエットといった酵素をサプリで摂取するダイエットが流行ったりするわけですね。

お酒は酵素を消費する!?アルコールと酵素の関係とは?

ここまでの酵素の説明から予想されている方もいると思います。

そう!アルコールを分解する役割を担うのも酵素なんです!

元々、毒として人体に認知されるアルコール。

それを酵素が分解して無害な物質へと変えてくれます。

アルコール分解のプロセス

アルコールは腸から吸収され、肝臓に行きます。

そこで、ADHという酵素により、アセトアルデヒドと水素に分解されます。

ちなみにこのアセトアルデヒドという物質が悪酔い、二日酔いの原因です。

さらに、二日酔い物質アセトアルデヒド(以下、二日酔い物質)はALDHという酵素と絡みます。

そこで、ようやく無害な酢酸と水素に分解され、無事血液中に出されるわけです。

お酒に強い!弱い!の正体とは?

ちなみにALDHの能力には人種や個人で差があります。

個人の差は親からの遺伝で決まります。

また、日本人は全般的に欧米やアフリカ系の人と比べ、ALDHの能力が乏しいです。

だから外国の人と比べると日本人はお酒が弱いのですね!

さらには個人間でもお酒の強い、弱いが出てくるのですね!

アルコールの分解は酵素を消費する!?

二日酔いの場合は、二日酔い物質の分解が終わっていない証拠です。

個人差はありますが、日本人だと大体体重60キロの人で1時間に約7グラムの二日酔い物質しか分解できません。

7グラムというと、日本酒なら0.2合分、ビールなら大瓶の3分の1程度です。

だから飲みすぎると二日酔いになるわけです。

お酒の分解には酵素が必要ということがわかっていただけたかと思います。

つまり、お酒を飲めば飲むほど体内酵素を消費してしまうわけです。

お酒だけでなくおつまみもやばい!?

お酒の席では、ただお酒を飲むだけでは済みません。

どうしてもおつまみも食べてしまいますよね。

このおつまみも消化に悪いものが多いです。

消化に悪いということは、それだけ消化酵素を消費してしまうというわけです。

特に、揚げ物や米類、麺類は確実に太る原因となります。

締めのラーメンが美味しいのはわかりますが、痩せたいのであれば控えるべきでしょう。

それでもお酒を飲む必要があるときは?お酒を飲む時の注意点

いくらダイエット中とは言え、お酒を飲まなきゃいけない場面というのはあると思います。

そんな時はどうすればいいのでしょうか。

飲むお酒を選ぼう!!

お酒の中でも糖質が高いものがあります。

女性が好んで飲む甘いカクテルや果実酒のカロリーは相当なものです。

また、ビールは糖質も高く、塩分をあまり含んでいません。

飲む程に、水分が尿として体外に出ていきます。

すると、体内がナトリウム不足になり、ついつい塩辛いものが食べたくなるのです。

その結果、消化が悪かったり、カロリーが高かったりするおつまみを食べてしまうこともあるでしょう!

注意が必要です!

また焼酎やウィスキーなどの蒸留酒は比較的糖質が少ないです。

太りにくいと言えるでしょう。

おつまみもタンパク質やビタミン、ミネラルが含まれているものを選ぶようにしましょう。

ビールのお供には枝豆一択!?

どうしてもビールが飲みたい時はおつまみとして枝豆を食べるといいでしょう。

枝豆にはビタミンB1やビタミンC、メチオニンという栄養素が含まれています。

ビタミンB1には糖質をエネルギーに変える働きがあります。

ビタミンCやメチオニンにはアルコールの分解を助ける働きがあります。

だてに昔から枝豆がおつまみとして採用されているわけではないのですね。

これで酵素の消費をできるだけ抑えることができますね!

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

ダイエット中の方でも、意外と酵素について知らなかったことも多かったのではないでしょうか。

お酒は飲まない方が痩せられる!

そんなことはわかっています!

ただ、大人にはどうしてもお酒を飲まなきゃいけない時があるんですよね!

ダイエット中でもお酒やおつまみの種類を選べば、飲みの席も大して恐くないことがわかりましたね!

是非、周りのダイエッターの方にも教えてあげてください。

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