酵素ダイエット、話題ですよね。
酵素ダイエットのやり方として主流なのが酵素ファスティングです。酵素ファスティングについての話でよくでてくるのが「好転反応」!
好転反応とは何のことなのでしょうか。
良いものなのか、どうなのか。好転反応について考えてみましょう。
好転反応とは身体からのサインです!
好転反応とは、身体が普段の使い古した状態から本来あるべき状態になるために起こる、一時的な体調不良のことを言います。
頭痛や眠気、下痢や吹き出物等をともない身体がだるくなり、身体は健康になろうとしているのですがその過程で「あれ?前より体調悪くなってない?」という状態のものです。
好転反応には4種類ある!
好転反応には種類があります。その種類は4種類で、段階的に起こる反応です。
酵素ファスティングによって身体が健康になる各過程で発症する症状がそれぞれことなってきます。
その4種類の名称は以下の通りです。
- 弛緩反応
- 過敏反応
- 排泄反応
- 回復反応
酵素ファスティングにおける各過程で起こる好転反応についてどのような症状があってなぜその反応が起こるのかをそれぞれ見ていきましょう。
第一段階!弛緩反応
酵素ファスティングを開始して間もない時期に起こりやすい反応です。弛緩(しかん)の言葉の意味は“ゆるむこと”。堅くなっていた身体が緩み、その反動で起こる症状です。
弛緩反応は身体に溜まっていた老廃物が体内で動き出し、体内を巡ることによって引き起こります。そのため、体内に毒素がたくさん溜まっている人ほど、弛緩反応は強く出る可能性があります。
弛緩反応は酵素ファイティング開始で身体がちゃんと反応している合図!
酵素ファスティングは断食を行うことで、胃腸活動をゆるやかにし、体内に溜まった老廃物や毒素を追い出すダイエット方法です。その初期段階で、胃腸が空っぽになった際、栄養分を求め身体中から様々なものを集めます。
毒素や不純物は体内で一定の場所に固まっていることが多いため、急に動き出すと、その反動で身体にいつもと違う症状が出ることがあるのです。
症状としてはだるさ、強い眠気があります。体内を様々なものが駆け巡ることで身体が自然と疲れてしまうのですね。この症状は身体から老廃物が排出されることで解消されます。そのため、しっかり酵素ドリンクや酵素サプリメントを摂取し栄養不足に注意しましょう。
第二段階!過敏反応!
酵素ファスティングが進んでいくと、身体に溜まっていたサビがとれて今まで機能していなかった、本領発揮できていなかった細胞や臓器が活動し始めます。
その細胞や臓器たちが急に動き始めることによって、起こる反応が過敏反応です。
効果が出始めている!身体がキレイになっている証拠反応!
過敏反応は今まで働いていなかった細胞や臓器たちが
「あー、久々に働くか-。」
となって動いた結果、
「あれ?ブランクがあるから動き出しは身体が重いなー。」
な状態です。
私たちも久しぶりに運動をすると筋肉痛になったり、準備をせずにいきなり動くと身体が思うように動かなかったりしますよね。過敏反応はその細胞、臓器バージョンです。
過敏反応は筋肉痛のような身体の痛みや、普段はない発汗等の症状があります。
細胞や臓器も、私たちと同じように筋肉痛になると言うことですね。
老廃物が排出され、細胞の動きになれることで症状が治まります。
スムーズに老廃物が排出されるよう、また体内の活動をスムーズにするよう、十分に水分をとりましょう。もちろん酵素の摂取も怠らず、外も内もキレイな身体を目指して頑張りましょう。
第三段階!排泄反応!
身体中から集めた老廃物や毒素を体外に出す際に発症するのが排泄反応です。体内にたくさんの老廃物が溜まっていると、もちろん集めるのも出すのも大変なのは想像ができますよね。
今まで集めてきた老廃物が一気に外に!これは実感しやすい!
体内に溜まっていた老廃物が一気に外に出てきました。これは今まで頑張ってきた効果が目に見えてうれしいですよね。体重として数値を見るのももちろんですが、本当に身体が中からキレイになっていることが実感できる反応でもあります。
尿の色が濃くなったり、肌に吹き出物ができたりします。この症状は老廃物が体外にしっかり押し出されている証拠となります。吹き出物は気になる方はとても苦痛かもしれませんが、身体がだるい等の症状は特にないため、好転反応の中でも比較的楽に越えられるのがこの排泄反応だと思います。
こちらもスムーズに排出できるようにしっかり水分をとってあげると、排出される際の老廃物も薄まって症状が軽くなります。また酵素の力で肌への栄養補給をしっかり行うことで吹き出物を和らげることもできますので、ただのファスティングとは違い、酵素ファスティングならではの対処法となります。
最終段階!回復反応!
好転反応の最終段階です。身体が正常に戻るために血行が良くなり、新陳代謝が上がってきます。
それによって細胞が新しく生まれ変わるのです。ここを越えればもう健康な身体が手に入ります。
ここが最後の壁!好転反応で一番しんどい症状。
ここまでくればあと少しで健康な身体が手に入るのですが、ここが一番しんどいといわれています。もはやラスボス状態です。好転反応の4種類の中で一番症状がやっかいで、日常生活に支障をきたす人もいるそうです。
症状としては頭痛や動悸等、時には発熱を起こします。症状の重さには個人差があり、スムーズに健康で正常な身体に移行できる人もいます。回復反応が起こっていることに気づかない人もいるそうです。しかし、反対に症状がとても強い人もいるため、症状が強い場合には無理をせず横になりゆっくり休みましょう。
好転反応の発症期間はそれぞれ約2日間!
以上のように、4種類に分類される好転反応ですが、それぞれ約2日間で治ると言われています。しかし症状には個人差があるため、2日経っても治らないという方は十分な休息をとり、身体に余計な負担をかけないようにしましょう。
好転反応が出たらどうしよう。そんなときの対処法!
初めて酵素ファスティングを行う人は特に好転反応が出る可能性が高いです。
実際好転反応が出た場合、どのように対処していけば良いのでしょうか。
症状が軽い場合
横になる等してしっかり休息をとることで、数時間経てば症状がより軽くなってきます。酵素ファスティングの効果が出ている証拠のため、できればそのまま酵素ファスティングを続けどんどん老廃物を排出していくことをオススメします。“できるかどうか”は日常生活に支障をきたすかどうか(仕事に行ける、家事ができる等)で判断しましょう。
症状が重い場合
体内に多くの老廃物が溜まっていると、その溜まっていた老廃物が一気に出るため身体がつらく感じてしまいます。
まずは、症状が軽い時同様に横になる等してしっかり休息をとりましょう。また、身体に負担をかけていることは間違いないので、いつも以上に上質な睡眠を心がけてください。
それでも日常生活に支障をきたしてしまい、まともな生活が送れない場合は残念ですが、酵素ファスティングはいったん中断しましょう。中断後はいきなりもとの食生活に戻さず、おかゆ等消化の良いものから徐々に食事をとってください。
また一度中断してしまっても、そこまで酵素ファスティングを行った分の老廃物は排出されているため、次回酵素ファスティングを行う際は初回ほど重い症状は出ないでしょう。あまりにも症状が重い場合は短期間で少しずつ老廃物を排出していくことをおすすめします。
好転反応っていいこと!
好転反応は酵素ファスティングによって身体がキレイになる際に、「しっかり健康な身体に向か
っているよ!」というサインです。そのため、実際症状としてはつらいかもしれませんが、好転反応が現れることは良いことなのです。
好転反応は、酵素ファスティングによって身体がキレイになることの副産物であるため、回数を重ねていくと発症する確率が下がっています。体内にたくさん老廃物を抱えていることが原因でおこる反応のため、酵素ファスティングを繰り替えし徐々にきれいになっていくことで症状は出にくくなります。
好転反応はつらいけど悪いことじゃなかった!
“~反応”等聞くと、なんだか良い印象を持たないですよね。
実際症状としてつらいのは事実ですので、良い悪いそれぞれ感じる方はいるでしょう。
しかし、身体からしてみると悪いだけの話ではないことがわかりました。
ダイエットはなかなか“簡単”と言えるものではないですが、好転反応は酵素ファスティングで内面からもキレイになっていることの合図だったのですね。
とはいえもちろん症状の重さ次第ではありますので、実際に酵素ファスティングを行う際は十分に今の体調と相談しながら進めてください。
症状が出てからではなかなかしんどいため、初めて酵素ファスティングに挑戦する場合はあまり長期間のファスティングを行わないようにしましょう。
徐々に老廃物を排出していくことで、好転反応の症状を和らげることができます。あまり欲張らずに、しっかり計画を立てて酵素ファスティングを行い、それぞれが思い描く「キレイな身体」を是非ゲットしてみてください。
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