ダイエットやデトックス効果が期待できて、モデルや芸能人にも人気の酵素ファスティング。
ファスティング前に準備食が必要なのはご存知ですか?
準備食をちゃんと摂る事で、身体への負担を減らしたり、ファスティングダイエットの効果をUPさせたりする事が出来るんです!
今回は、そんなファスティングダイエットの準備食について調べてみました。
酵素ファスティングダイエットに準備食は何故必要?
水泳やジョギングなどの運動をする時、準備運動をしない人はあまりいませんよね?
準備運動をしないでも運動自体は出来ますが、思わぬケガをしたり、良い記録が出せなかったりする事があります。
ファスティング前の準備食も、運動前の準備運動と同じような意味を持っています。
ファスティング時の体の負担を減らし、ファスティングの効果を最大に発揮する為のウォーミングアップの効果があります。
ファスティングの効果のUP!
そもそも酵素ファスティングダイエットは、食事の代わりに酵素を摂る事で、摂取カロリーを減らし、脂肪を燃焼させるダイエット方法です。
脂肪が燃焼される時に、脂肪に溜まった有害物質をデトックスしたり、食事を摂らないので普段酷使している消化器官を休めたりする、健康にも嬉しい効果があります。
ファスティング前日まで、普段と同じ食生活をしていると、ファスティング1日目の体内では、前日に食べた物を消化する所から始まる事になります。
その食事の栄養が消費されてから、やっと体内の脂肪がエネルギーとして消費されるので、せっかくの酵素ファスティングに、タイムロスが生じてしまいます。
準備食を摂る事で、ファスティングの効果をちゃんと発揮できるようになります。
ファスティング中の体調不良·ストレスを防ぐ
普段の食生活や健康状態によっては、ファスティング期間中に頭痛や吐き気などの体調不良になる事があります。このような症状も、準備食を正しく摂る事で防げると言われています。
酵素ファスティング期間中は、消化器官を休ませる為、固形物は食べられません。普通の食事から、いきなり酵素のみで過ごす事になると、空腹によるストレスから、心が折れそうになってしまうかもしれません。
そこで準備食期間から徐々に食事の量を調節したり、ファスティング期間への心の準備をしておけば、ストレスも軽減出来るでしょう。
準備食にオススメのメニューは?
では、実際に準備食を食べる際、どのようなメニューが良いのでしょうか?
おススメの食材や、避けた方が良い食材をそれぞれ見てみましょう。
準備食にオススメの食材
準備食に良いとされているのは「ま・ご・わ・や・さ・し・い」食材です。
健康的な食生活に良いと言われている食材として、聞いた事がある方も多いと思います。
具体的にどのような食材なのかご説明しますね。
- 「ま」豆類・豆腐などの大豆加工品・納豆や味噌などの発酵食品
- 「ご」ゴマ・ナッツ等の種実類
- 「わ」ワカメ・昆布等の海藻類
- 「や」旬の野菜・果物
- 「さ」魚介類、特に小型の青魚
- 「し」しいたけ等のキノコ類
- 「い」いも等の根菜類・こんにゃく・穀類・蕎麦
上記の食材をバランス良く摂る事に加えて、下記の食物を摂ると更に良いでしょう。
- 玄米
- 亜麻仁油などのオメガ3が含まれている油
- マグネシウム
- ミネラルウォーター1日2L
準備食の時期に避けた方が良い食材
以下の食材は、準備食期間は避けた方が良いでしょう。
それぞれの食材に含まれる成分が、ファスティング期間中の体の負担になり、体調不良の原因になりやすいと言われています。
嗜好品を我慢するのは辛いですが、ファスティング期間中は当然NGのものなので、これもファスティング前から抜く事で、突然抜くよりは心の準備が出来ますね。
- お酒やカフェイン入りの飲み物
- 砂糖、スイーツ
- コンビニごはん等添加物の多い食材、インスタント食品
- 卵や肉などの高タンパク、高脂質のもの
- 揚げ物など油が多いもの
- パンやパスタなどの小麦製品
- 牛乳やチーズなどの乳性品
ファスティング前の準備食の例
ここでは仮に、準備期間が3日の場合の食事の一例をご案内します。
3日前:玄米ごはん+ワカメとなめこのお味噌汁+根菜の煮物+納豆+サラダ
準備食のスタートは、柔らかく炊いた玄米ごはんからスタート。食事の量も徐々に減らして行きましょう。サラダのドレッシングはノンオイルか、亜麻仁油とバルサミコ酢を合わせたものがおススメです。
2日前:玄米のお粥+ぬか漬け+ほうれん草の胡麻和え+もずく酢
主食をごはんからお粥に変えてみます。ぬか漬けのような歯ごたえのあるものを合わせて満足感UP!小腹が空いたら塩分無添加のナッツや小魚か、果物をおやつに食べましょう。ノンカフェインのハーブティーを飲んでリラックスすると空腹感も和らぎます。
1日前:玄米のお粥+野菜のお味噌汁+果物
いよいよ明日からファスティング。お味噌汁に入れる野菜は良く火を通して柔らかくしましょう。柔らかい食べ物でもよく噛んで食べる事がポイント。果物も、すりおろしたりんごや、バナナなどの柔らかいものが良いでしょう。
準備期間中に外食をする場合は、主食を玄米の代わりにお蕎麦に変えても良いでしょう。その場合、普通のお蕎麦よりも、十割蕎麦を選びましょう。
準備食メニューの注意点·ポイント
塩分を控えめにする
現代の食生活は塩分が多めの為、ファスティング期間中は、普段よりも塩分摂取量が少なくなります。急激な塩分低下による頭痛を防ぐ為、準備食期間から塩分を控えめにして、徐々に体を慣らして行きましょう。
食べる順番を考える
生野菜や果物等の酵素が含まれている食品、ぬか漬けや納豆などの植物性発酵食品から食べ始めると、その食材の酵素が後から食べるものの消化を助けてくれます。
腹7分目におさえる
準備食期間は、ファスティング時の空腹に慣れる意味もあるので、お腹いっぱいになるまで食べず、腹7分目程度までにしましょう。また、食べる量を少なくする事で消化器官へ余分な負担がかかる事を防げます。
よく噛んで食べる
準備食に玄米を食べる場合は特に、普段よりもよく噛んで食べましょう。よく噛んで食べる事で、消化がしやすい状態になり、消化・吸収がスムーズに行われます。
夜20時迄に食べる
いくらバランスが良い食事でも、寝る直前に摂っては脂肪として蓄えられやすくなります。また、食べてすぐに寝るのは消化にも良くない為、遅くとも20時までには食べるようにしましょう。
準備食期間は何日位必要?
一般的に準備食が必要な日数は、酵素ファスティング期間と同日数が良いと言われています。3日間のファスティングであれば3日間、5日間のファスティングであれば5日間の準備食、という具合です。
ただ、それぞれの食生活や生活習慣によって必要な日数は変わって来ます。
普段から食生活や生活習慣が乱れている方は1週間程期間を設けた方が良いでしょう。
特に、準備食のNG食材にも含まれているカフェイン入り飲料・お酒・小麦製品・スイーツは2週間前から控えるのが望ましいようです。
逆に、普段から玄米菜食の食生活の方は最低1日でもファスティングが可能ですが、体への影響を考えると2~3日は期間を設けた方が良いですね。
まとめ
- ファスティング前の準備食期間はウォーミングアップの為に必要
- 準備食は「ま・ご・わ・や・さ・し・い」食材をバランス良く
- 準備食期間は普段の食生活や生活習慣によって変わる
以上、酵素ファスティングの準備食のオススメメニューについてまとめてみました。
あまり神経質になると大変ですが、これから初めて酵素ファスティングダイエットを行う方は、しっかり準備食期間を設ける事を、専門家もオススメしています。
NG食材もありますが、食べられるものも多いので、お好きな食材で楽しみながらファスティングの準備期間をお過ごしくださいね!!
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