酵素は効果なし!?そう言われている理由を徹底解明!

ダイエット

『酵素は効果なし!』

という声が最近、増えているそうです!

愛用者の方にとっては非常にショックですよね…。

健康志向・美意識が高まる中、大人気だった酵素。

芸能人の方にも利用者が多く、彼らのおススメもあって、利用する人は増加傾向に

ありました。それに伴い、酵素サプリも様々な種類のものが販売されています。

飲むだけで痩せる・肌がぷるぷるになった・お腹の調子がいい…などなど、

非常に魅力的に思える酵素!

実際に効果が出ている人もいるようなのですが、「効果なし」と言われる理由とは

何なのでしょうか?

実は酵素のことをよく知らない

効果なし!と言われる1番大きな理由は、「酵素とは何なのか」が関係しています。

ところで、あなたは酵素のことをどれくらい知っていますか?

「よく知らないけど、酵素って良いものなんでしょ。」

もし、このように思い込んでいるとしたら要注意です!

酵素はたんぱく質の一種

酵素は、内臓・筋肉などの働きを良くする役割を持つ重要な栄養素。

そして、もともと体内に存在している「たんぱく質の一種」なんです。

これがすごくポイントになってきます。

酵素がいいとされている理由

私たちの体内にある酵素は、以下のような働きをしてくれています。

食べた物を消化し、体に吸収しやすい栄養に変換してくれる(消化酵素)
吸収しやすい形になった栄養を体に届けて、エネルギーにしてくれる(代謝酵素)

この働きから、酵素ダイエットでは「基礎代謝の向上・血行改善・腸内環境リセット」が期待でき、とても良い栄養素であるとしているのです。

基礎代謝の向上:基礎代謝が上がれば、脂肪を燃やしやすい体(=痩せやすい体)になる。
血行改善:血行が改善されれば、栄養を体にきちんと回せる・老廃物や毒素をきちんと排出できる体になりやすい。(つまり、痩せやすい体になる)
腸内環境リセット:腸内環境が良くなればお通じも改善され、栄養を吸収しやすい体になります。栄養が吸収しやすくなることで、各器官の機能が正常になり、また肌の調子なども整いやすくなります。

確かにこうして期待できる効果を見ると、とてもダイエットに良い・痩せられそう!と思えてきちゃいますよね?

しかし、ここで勘違いをしてはいけないのは、酵素はあくまで「痩せやすい体をつくる、サポーター的存在」だということ。

決して「酵素を摂取するから痩せる」わけではないのです!

では、どうしてこんなに「酵素は良い物・効果のあるもの」として広まり、多くの人がそう信じるようになったのでしょうか?

そうなってしまった背景を、簡単にご紹介していきますね。

酵素ダイエットが生まれる起源となったもの

アメリカに、 「酵素を食べ物から補うべきなのでは?」と考えた医師(エドワード・ハウエル医師)がいました。

1946年に専門書を、1980年・1985年には一般向けのものを出版。

ここから「食べ物で酵素を補おう」という考え方が広まったとされています。

ハウエル医師の話では、酵素は1日に体内で作られる量が決まっていて、しかも年齢をとると量が減ってしまう。

そこで、重要な役割をする酵素が老化と共に減ってしまうものなら、「食べ物で補うべき!」という考えに行き着きます。

しかし、この方の本から日本人が酵素に興味を持ったわけではありません。

日本で酵素ブームが起きたのは、ハウエル医師と類似した思想を持つ新谷弘実医師の本がきっかけなのではないか?と言われています。

健康に興味のある方は知っているかもしれませんね。

この本はベストセラーになったので、それだけ多くの人に「酵素の必要性」というものを強く印象付けたのかもしれません。

ここから様々な酵素の健康商品が増えていきます。

酵素ダイエットの理論は、そもそも間違いだらけ?

しかし、現在の酵素ダイエットの起源とされるエドワード・ハウエル医師が提唱した「酵素栄養学」は、本当に信じられるものなのでしょうか?

というのもこの「酵素栄養学」、信憑性がかなり薄いようなのです。

酵素学の専門家が話した内容をまとめると…

「この説は酵素学として根本的に間違っている。きちんとした論文は1つもない。しかし、酵素について無知であれば一見科学的な様に思えてしまい、つい納得してしまいそうになる。ハウエル氏の受け売りをしている人も多く、同様な説が広められている。」

ハウエル医師によると、私たち人間の身体には全ての酵素の元となる「潜在酵素」というものがあり、一生に作れる酵素の量は決まっているとのこと。

でも、この「潜在酵素」という物質は未だに発見されていない。

潜在酵素というものが、体のどの部分にどれだけあるのかも確認できたことがないのです。

それに、そもそも酵素はタンパク質なので、食べ物や身体に蓄えられたアミノ酸から「必要な時に必要なだけ体内で合成することができる」ようで、不足する事はまず考えられない。

結果、食べもので補う必要も、本来はないというのです。

健康のプロ・専門家の方々は、このような理論から「酵素は効果なし」と断言しているようです。

酵素を摂取しても意味がない?

他にも「効果なし」とする理由は、沢山あるようです。

まず、いくら質の良い酵素だったとしても、口から入れた物は胃や小腸の消化でアミノ酸やペプチドに分解され、活性を失ってしまいます。

仮に分解されずにそのまま体内に取り込めたとしても、体内にある無数の酵素を“食物酵素”で代用することはできないのです。

つまり、どんなに酵素を摂取しても結局分解されるので、実際に効果が得られることは、ほぼ100%ないとのこと!

また、酵素ダイエットでは酵素を多く含む生野菜のジュースや酵素ドリンク・スムージーを摂取することで体を休めようと言われるようなのですが、これも全く逆だと言います。

加熱調理をした方が生よりも消化に良いので、胃や腸に負担をかけることはなく、胃腸を休めたいなら生野菜や酵素ジュースを摂るより脂の多い食事を控えた方が断然早く確実だというのです。

酵素ダイエットで成功した人には、別の理由がある?

「酵素で痩せる」という科学的根拠はありません。

しかし、結果が出たという人も、中にはいると思います。

そういう人が身近にいるのであれば、酵素摂取と共にどのような食事内容にして、

どんな運動をしたのか?など、酵素以外のことを詳しく教えてもらうといいかもしれません。

その人は食事内容を制限しているかもしれないし、大好きなお菓子やお酒などを控え始めたのかもしれません。

生活習慣を正したことが結果につながったのかも。

痩せる公式は「消費カロリー>摂取カロリー」。

これは変わることのない、普遍的な公式だそうです。

なので、酵素をとっているからと好きなものを好きなだけ食べていれば必ず太ってしまいます。

酵素に頼りきってしまうよりは、自分と向き合い、生活習慣・食習慣を改善していくことのほうが、健康・美容のために良いのではないでしょうか?

酵素は効果なし?その理由を徹底解明~まとめ~

酵素はただのたんぱく質で、食べ物から摂取しても分解されてしまい、そのまま体に作用する可能性は非常に低いことがわかりました。

健康の専門家の方達は「酵素は効果なし!」と主張していますが、あなたはどう思われましたか?

「簡単に、楽して痩せることができたら…。」

これは多くの人が持っている感情だと思います。私も常々思っています!

酵素については様々な事が言われていますが、基礎代謝の向上、血行改善、腸内環境リセットなどの様々なメリットがあると言われています。

それらは健康的なダイエットをするには必要不可欠な要素でもある事から、日々のダイエットや健康維持に取り入れていく事で酵素の力を最大限に活用できるのではないでしょうか!

※正しい酵素ダイエットの方法が知りたい方は下記記事にて詳しくまとめてありますので是非!

効果が出る!今話題の酵素の痩せる飲み方を紹介!!
芸能人も取り組んでいると話題の酵素ダイエット、気になっている人もいるのではないでしょうか?実は、酵素ダイエットとは、「飲めば痩せる!」「〇〇だけ!」というものではないのです。分かるようで分からない酵素ダイエットとは、どのようなダイエットなのか解説します。

 

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